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情報局ZERO 007
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大阪地検特捜部の証拠品改ざん事件を巡り犯人隠避罪に問われた元部長・大坪弘道(58)、元副部長・佐賀元明(50)両被告に対する論告求刑公判が15日、大阪地裁であった。検察側は「法と証拠、厳正公平という検察官の最も重要な職業倫理を踏みにじった」と批判し、両被告にそれぞれ懲役1年6月を求刑した。両被告は、部下だった前田恒彦元検事(44)(懲役1年6月の実刑確定)による証拠品のフロッピーディスク(FD)データ改ざんについて「故意とは報告されず、犯罪の認識はなかった」として無罪を主張しており、佐賀被告側が21日、大坪被告側が22日に最終弁論を行い、公判は結審する。判決は来年3月の見通し。論告で検察側は、昨年1月30日夜、前田元検事が出張先からの電話で佐賀被告に改ざんを打ち明けたのに、両被告は翌2月、前田元検事に過失にすり替えるよう指示してもみ消し、当時の検事正らに「問題ない」と虚偽報告した、と改めて主張。前田元検事や検察側証人となった元部下らの証言で立証できる、と述べた。
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