イニエスタがバルサ戦終えて感慨の涙「天皇杯掲げた特別なスタジアム。特別な日だった」

神戸は前半に２失点でゴールを奪うことはできなかった。今夏に神戸を退団する元スペイン代表ＭＦアンドレス・イニエスタは後半３５分にベンチに退いた。「ここに集まってくれたファンの皆さんのために本当にうれしい一日ですし、自分たちが天皇杯を掲げた特別なスタジアムでこの試合ができたことを本当に喜んでいます」と、振り返った。前半３１分にはイニエスタがＦＷリンコンのパスを受け、ペナルティエリア手前左から右足でミドルシュート。同終了間際に決定機を迎えるなどゴールに迫ったものの、無得点で折り返した。後半もチャンスを生み出すパスを繰り出し続けた。だが、同３５分にＭＦ井出遥也と途中交代。国立競技場のファンからは大きな拍手が注がれ、ピッチを出るとスペイン代表でもともにプレーした古巣を率いるシャビ監督と抱き合った。「本当に自分にとって特別な日でしたし、バルサが２４時間の強行スケジュールで来てくれたことは本当に感謝していますし、何よりみんなにとって楽しい一日になってくれたらうれしいです」と話した。イニエスタは「自分と自分の家族を愛情とリスペクトを持っていつも迎え入れてくれて感謝しています。日本は自分にとっても我が家のようなところですし、今後もそうなるので、本当にありがとうございました」と最後に国立のファンへメッセージを送った。スタジアムを一周する際には思わず涙をぬぐった。

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