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情報局ZERO 007
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幻の魚・イトウの釣りスポットとして知られる北海道北部の幌加内(ほろかない)町の朱鞠内(しゅまりない)湖で14日、釣りに来た男性が行方不明になった。道警士別署によると、ガイドが釣り場に迎えに行ったところ、男性の姿はなく、近くでヒグマを目撃した。15日午後、人の頭部が見つかった。道警は男性がヒグマに襲われたとみて、他の部位を探すとともに身元を調べている。ヒグマは駆除された。署などによると、現場は湖東側にある母子里(もしり)地区の入り江の北端。消息を絶った男性は道内在住の40~50代とみられ、イトウ釣りに来たという。14日朝、湖を管理するNPO法人「シュマリナイ湖ワールドセンター」のスタッフが、その男性を舟で釣り場の岸辺まで送り届けた。約束の時間に迎えに行ったが男性は見当たらず、上陸するとヒグマの足跡があった。舟で約30メートル離れた場所から、釣り用の「胴長靴」をくわえたヒグマを目撃した。午前10時10分ごろ、スタッフが110番通報した。その後、現場近くで、道警のヘリコプターからライフジャケットと胴長靴が確認されたが、14日は男性の発見には至らなかった。朱鞠内湖は、国内最大級の淡水魚でサケ科のイトウの釣り場として道内屈指の人気スポット。産卵期の5月は岸辺からも狙いやすく、釣り客が多い。現場近くはヒグマが頻繁に出没する場所だという。北海道ヒグマ対策室によると、今年4月、厚岸町で女性が襲われてけがをした。この時期はヒグマが繁殖期に入り活動が活発になっており、室蘭市や札幌市の市街地の近くでも目撃情報が相次いでいる。
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